身近にも

認知症」患者を家族に持つ人が居ます。
徘徊をしたりして、口では言い尽くせない程、介護って大変なようです。
でも、ボケて何もわからないはずなのに、
特定の人が身近に居ないと探すらしい。
それって、わかるなぁ〜。
私の父は「認知症」ではなく肺がんだったのだけど、
末期はがんが脳にまで転移し、何もしゃべれず、何もわからず寝たきりだった。
でも、「母」だけはわかって、安心して身を任せていた。
私は2週間毎に見舞いに帰っていたのだけど、
私が家に帰って父のお世話をすると、その後必ず便秘になったって。
母がお世話しても、知らない看護婦さんがお世話しても全然平気なのに、
娘におむつの世話をされるのは、恥ずかしかったのだと思います。
脳がダメになっても、きっと「心」で見ているのね。