ある時

田舎のご近所のお寺に、新しく来たお坊さん(東京出身)
檀家さんと会合する為、座敷をセッティングする事になった。
檀家さんA
「おっさん(和尚さんの事)、この机かいてくれや」
おっさん
「(?o?)??」
檀家さんB
「おっさんはカミからかけや」
おっさん
「(?0?)?????」
「机をかく」とは、「机を抱えて運ぶ事」
「カミ」は、「上手(かみて)下手(しもて)のカミ」
田舎では、山手側をカミ、海側をシモと呼ぶ。
東京から来たばかりのおっさんは、外国に来たような心持になったらしい。
「車いろといて」(車を修理しておいて)とか言われたって、
わかれと言う方が無理。