「踊り場」

江戸時代には、階段というと、
池田屋騒動の階段落ちでイメージされる
真直ぐな階段又は梯子段しかなかったそうです。
踊り場付き階段は、明治時代に西洋建築と供に伝来し、
その頃のドレスで着飾った麗人たちが、
折れ曲がった優雅な階段を上り下りする時に、
ふわっとドレスの揺れる様が、舞台で踊っているように見えたので、
踊り場と 言われるようになったようです。
ちなみに、1980年代には途中で平らな部分がある、
踊り場付きエスカレーターなども出て来たそうです。
ちなみに「踊り場」という表現は日本独自のもので、
英語では「Middle Floor」と言うそうです。
中間階ってそのまんまですね。
日本語って、表現豊かですなぁ。