昨日

一昨年亡くなった本田美奈子さんのドキュメンタリーがあった。
急性骨髄性白血病で入院している病院へ、
偶然、お世話になった作詞家の先生が怪我で入院して来られた。
先生の怪我は、命にはかかわらないけれど、
高齢の為、寝たきりになってしまう可能性が大。
無菌室での治療の為、お見舞いに行けない彼女は、
ボイスレコーダー
先生にお見舞いの言葉と歌を、何度も届ける。
その言葉の優しい事、歌声のなんと美しい事。
そして、苦しい治療にも、張って耐える。
「人の痛みがわかる様になる為の試練」
人々の心に響くような歌を歌えるようになるなら、と。
家族の居ない先生を
「おかーさん、辛いだろうけど頑張ってね」
と励ます。
自分自身が辛く苦しい闘病の毎日なのに、
他の病人を思いやるって、なかなか出来ることじゃない。
自分より弱い人を労わる事で、
自分も強く生きようと思ったのかもしれない。
(世の中には、自分より弱い人をいじめて憂さを晴らす人も居るケド)
こうゆー美しく優しい人は、
神様に早く召されてしまうんだよなー。
佳人薄命。。。
彼女のやさしさ、強さを忘れない、と思った夜でした。
ご冥福を祈ります。