以前

「お香典は辞退しますが、故人が花が好きだったのでお花だけ頂きます」
とおっしゃった方が居た。
こういう受け方もあるんだよね。
とても素敵だと思いました。
その方のお母様は、きっと大好きな花に包まれて、
花と共に天国に旅立たれた事だろう。
お世話になった方であれば尚のこと
葬儀に参列して日頃の感謝の気持ちを表したいし、
それができないなら、せめてお香典やお花を手向けたい。
でもそれも出来ないとなると、
お悔やみの気持ちを伝える方法が無くて、
何もできない事がちょっと悲しい。
故人の遺志は尊重しないといけないのはもちろんだけど、
もしかして、
「香典返しが面倒だから」とか
「みんなそうしているから」
という理由だけで
「一切ご遠慮します」としているなら、
そして、それが当たり前になっていったなら、
人間関係がどんどん希薄になっていく気がする。
辞退しないと「香典いるの?」みたいな風潮になってしまいかねない。
有り難くお香典やお花を頂いて、
感謝の気持ちを込めてお返しをするというのも、
コミュニケーションに一つではないかと思ったりする。
村八分」っていうのは「のけ者」の事。
十のうち八はのけ者だけど、
あとの二分「火事」と「お葬式」は絶対のけ者にしないのがルール。
「村九分」にはなりたくないし、したくないなぁ。