人生の漢字

先日久しぶりに会った友人から面白い話を聞いた。
彼女は公務員。
定年真近のおじさん(失礼)達が現場を卒業して
電話相談受付室みたいなのに配属されてくる。
彼女はそこの担当。
(彼女曰く「自分はおじさん達のアイドル♪」だそうだ)
彼女の発案で、定年する時に、
一人ひとりにちっちゃな「アルバム」を手渡す事になっている。
(公費ではなく、みんなからの寄付金で賄っているそうな)
いわば、会社の卒業アルバム。
これが結構喜ばれているらしい。
本人の写真と、同じ部署の方達からのメッセージ。
アルバムには、本人にも一言書いてもらう。
ここまではまぁ結構ある話なんだけど、
本人の一言は、
「仕事をしてきた40余年を漢字1文字で表現してください」
というもの。
これ結構難しいかなと思うんだけど、
みんなちゃんと書いてくれるそうだ。
ある人は「誠」
又ある人は「真」
それぞれの人となりが表現されて結構面白い。
その漢字を選んだ理由もアルバムに載る。
とても素敵なアイデアだ。
この話を友人にすると、
案外みんな、自分の人生の漢字がすぐに思い浮かぶ。
これ、私にとって想定外。
自分の人生の漢字って、既にイメージがあるのかもしれないなー。
ある人は「楽」ある人は「円」
昨日会った友人に聞いてみても即答だった。
一人は「愛」、
もう一人は「学」(まなぶ)
そっかー。そーなのかー。
ふむふむ。なるほどね。
なんか、その人の新しい面を発見した気持ち。