さてと

お腹もいっぱいになった所で、
ほなボチボチ紅葉狩りにでも(^^)
と外に出たら、、、
・・・土砂降り。。
_(_ _;)__
まぁ、雨に濡れた紅葉もきっと美しいよ
高台寺の紅葉が見頃というので、
なんとか山門まで行ってみたけれど、
山門へ続く石段の脇の水路は、
滝のように濁流が流れている。
雨は益々強くなるばかり。
拝観料を払って中に入るべきか、迷う。
山門の赤い紅葉をチラと見て、
「あんまり紅葉すすんでないねー」
「中だけ真赤に色付いてるって事ないよねー」
「もう、帰ろっか・・」
でもせっかく京都まで来たんだしと、
八坂神社に立ち寄った。
この日は佳き日だったようで、
丁度結婚式が行われていて、
花嫁さんが出てきた所だった。
赤い大きな傘をさしかけてもらってはいたけれど、
この土砂降りで、
花嫁さん、可哀想だった。
友人が言った。
「雨降って地固まる」
花嫁さんには聞こえないけれど、
何人かの見物人が、
同じ言葉のエールを、雨の日の花嫁に送っていた。
そうそう。
人生晴れる日ばかりじゃない。
土砂降りの雨も、いつかは晴れて青空になる。
降り止まぬ雨は無いんだ。
花嫁さんの向こうで、
七五三の着物を着た2人のお嬢さんの写真を撮っている父親が見えた。
母親も着物を着ていて、
3人の晴れの日の着物姿を撮ろうと(雨の日だけど)
お父さんが嬉しそうにカメラを構えている。
こんな土砂降りの雨の中、
着物を着た母子3人をここまで連れてくるのは、
さぞかし大変だった事だろう。
頑張るお父さんの姿があまりにほほえましくて、声をかけた。
「良かったら写真撮りましょうか?」
お父さんは私にカメラを渡して、
親子4人仲良く写真に納まった。