裁判の日

彼は陪審員に語りかける。

人は迷いに満ちています
そして神に祈る
”どうかお導きを”と
正義など無い
金のあるものが勝つ世界
やがて
ウソを聞くのに疲れ果て
心が死んでしまう
そしてあきらめる
どうせ勝てないと思い込んでしまい
そして
めげてしまう
自らの信念を疑い
制度を疑う
そして法を疑う
:
今日は皆さんが法です
あなた方が法なのです
書物でも弁護士でもなく
大理石の像や立派な裁判所でもない
それらは我々の願望の象徴にすぎません
正義は願望です
それらは祈りでもあります
血を吐くような必死の祈りです
:
こう教えられた
信者として行動すれば、やがて信仰を得られる
もし
正義があると信じたいなら
まずは自分を信じること
そして正義を行うこと
皆さんの心の中にも正義はあるはずです