大河ドラマで

篤姫に想いを寄せる肝付尚五郎が、篤姫に聞いた。
「どんな男と一緒になりたいと思われますか?」
篤姫は答える。
「日本一の男の妻になりたいと思います」
「自分にとって、でいいのです」

尚五郎は自分に問う。
「自分は日本一の男になれるのか?」
何度も何度も問いかけて、ある思いに至る。
「日本一になれるか、という事より、
必ずや日本一になるのだという、硬い決意が大切なのだ」

殿様の養女にとの話に戸惑う篤姫
乳母が言った。
「女の道は一本道。
定めに背き引き返すは、恥でございます」