端居

「ゆふべ見し
  人また端居
    してゐたり」
  前田 普羅

電車でも居酒屋でも、
端っこって妙に落ち着くのよねー、
と思ってたら、
「端居(はしい)」とは夏の季語。
夏の夕刻、縁先や窓辺など
部屋の端に寄り、涼を求める事。
都会ではクーラーが頼みだけど、
昔ながらの家屋には、通る風が心地よく、
寛げる場所があった。
そういえば
実家のお寺の座敷で昼寝してたら、
時によると寒いくらいだったよなー。